M's Diary

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【コートダジュール紀行】 ガラス作りで知られる素朴な鷹ノ巣村 ビオット

2013年3月9日-001号
アンティーヴからバスに揺られること25分。

海岸から4kmほどの所、高い山の上に家々が肩を寄せ合う 鷹ノ巣村。

ビオットは、ガラス工芸の村として広く知られ、多くの工芸家がアトリエを構えています。


村に入る途中にはフェルナン・レジェの美術館があります。
このビオットに心惹かれ留まったのはレジェだけではなく、ヴァザルリをはじめ多くの芸術家がこの村を訪れました。

キュビスムを代表する芸術家のひとり、フェルナン・レジェは、1950年アトリエを建てました。
しかし1955年の彼の急死により結婚後わずか3年で未亡人となった夫人が建てた美術館です。
開館式には、ピカソ、シャガール主宰の下に行われました。

農村に生まれ、ほとんど独学で自分の画風を築き上げたレジェ。
絵画のほか、モザイク、陶磁器など半世紀にわたって創作された多くの作品があります。


自分の村を愛する人々が静かに暮らす、ありのままのコート・ダジュールの田舎のあたたかさに触れることが出来る…
そんな雰囲気が、芸術家にインスピレーションを与えるのでしょう。

16世紀の門や古い石畳の坂など、中世の面影を色濃く残す通りを気の向くままにのんびり散策して来ました。

June,2012


アクセス:
アンティーヴの長距離バスターミナルから10番のバスで約25分。
夏の平日は30分に1本で運行。


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村の麓にあるガラス工場。多くの職人がここで修行し、一流の工芸家として独立していきました。

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村の入口からメインストリートのサン・セバスチャン通りへ。

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村の中心のアルカド広場のマルシェ。

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